
「登山」と聞くと「大変そう」「辛そう」「山は怖い」というイメージを持つ未経験者は多いと思う。
しかし、ちゃんと自分のレベルに合った山を選べば、大自然を堪能しながら気持ちよく登ることができる。
この記事では初心者や未経験者へ向けて、登山の魅力を伝えていく。
初心者向けの「山の選び方」についても解説するので、ぜひ参考にしていただきたい。
登山の魅力
登山の魅力といえば、まず思い浮かべるのは「大自然」だろう。
山の木々、空気、鳥の声、自然の中にいると癒やしを感じられる。
街中の公園にも緑はあるが、純天然の大自然は比べものにならない。
普段では味わえない、なんとも気持ちのいい空気感は登山ならではだ。
そして、自分の脚で一歩ずつ進む「山登り」。
大変なイメージがあるが、無理のないペースで登れば思ったほど疲れない。
一歩ずつ登ることに集中していると、日々の不安や心配事など一気に吹っ飛ぶだろう。
「休憩」に腰をおろし、自然の中で飲む水は最高に美味い。
山の景色を見ながら「ボー」とできる時間はなんとも贅沢な気分になる。
そして「山頂」へ。
疲労感の中、目の前には「山頂の景色」が現れる。
気持ちのいい達成感と疲労感で、思わず笑みがこぼれるシチュエーションだ。
昼食はお手軽に「カップ麺」
水筒に入れたお湯を注いで、景色を眺めながら待つ。
自分の脚で登ってきた山頂。
そこで食べるカップ麺は、絶品ラーメンへと変わるだろう。
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下山は登りよりも楽だが、焦らずゆっくりと。
登山の後の食事はいつも以上に美味しく感じられる。
帰りに温泉でも入れば、達成感と気持ちよさで、今日1日の充実感に浸れるだろう。
登山の始め方
基本的に登山は「登山道」があれば無料で登ることができる。
ただし、「山小屋」や「ロープウェイ」などの施設を利用する場合は、もちろん有料になる。
整備された公園などの山を登る場合も「入場料」や「駐車場代」がかかることもある。
何かしらの施設を利用する場合は有料になるが、登山自体はお金はかからない。
登山ができる山へ行けば、すぐに登山を始められるのだ。
ただし、登る山によって「装備」「体力」「技術」のレベルが全く違う。
今回は登山未経験者や初心者に向けた「お手軽な登山の始め方」を解説していく。
【登山初心者向け】山選びの3つのポイント
まずは目的の「山」選びから。
登山デビューも含めた「お手軽登山」がテーマなので、もちろん低い山を選ぶ。
標高の目安は300〜1300m位だが、標高だけで山を選ばないこと。
山選びに重要なのは下記の3つのポイントから選ぶのが重要だ。
- 登山ルート
- 高低差
- 登山道の状態
この3つのポイントを抑えて初心者向けの山を選んでいただきたい。
登山ルート
登山道の「ルート」は山によって何種類もある。
1本道を行って帰ってくる「ピストンルート」
尾根を渡り、複数の山頂を目指す「縦走ルート」
登山道の途中にも分岐があり、それぞれのルートによって行動時間も大きく変わる。
お手軽登山のためには、お手軽なルートを選ばなくてはならない。
山での行動時間を決め、それに合った登山ルートがある山を選ぼう。
高低差
登山道の高低差とは「登る高さ」になる。
この高低差の幅が広いほど、登りが急になり体力を必要とする。
お手軽登山のためには、この高低差が低いルートを選ぼう。
登山道の状態
登山道の状態も山によってさまざま。
しっかり舗装されていたり、階段が作られているところもあれば、獣道のような険しい道もある。
お手軽登山のためには、歩きやすい登山道を選ぼう。
お手軽登山に向いている山
住んでいる地域や季節によって、登りやすい山はそれぞれ違うが、基本的には上記の3つのポイントを抑えて選ぶことが重要だ。
この3つのポイントがそろっている山は、登山で有名な山に多い。
有名な山には、さまざまな世代やライト層も多く集まるので、お手軽ルートや登山道も整備されている所が多いのだ。
まずは近場の有名な登山道を検索してみよう。
登山ルートは上記3つのポイントを抑えて選ぶといい。
登山アプリ「YAMAP」
登山の定番アプリ「YAMAP」は初心者にもおすすめできる。
山選びの際の3つのポイントもYAMAPで確認できるので、ぜひ導入していただきたい。
「お手軽登山の始め方」は数回に分けて解説していく。
次回はお手軽登山の「装備編」を解説していこう。