宝くじは何枚買えば当たるのか? 徹底的に調べてみた!

「毎回宝くじを買うけどさっぱり当たらない」、「何枚買っても当たらない」、「でも買わないと当たらない」。

宝くじを買う皆さんであれば一度はこういう気持ちになったことがあるのではないでしょうか?

では、実際宝くじは何枚買えば当たるのでしょうか?

先に結論を言ってしまうと、「購入する宝くじの回数を増やし、毎回一度にたくさん買わず、10~30枚買うことを続けていけば」当たります

なぜ私がそう断言できるのかについて、これからお話をしていきたいと思います。

確率論

まずここから色々な種類がある宝くじの当選確率についてお話していきたいと思います。

皆さんも「宝くじはなかなか当たらない」というイメージをお持ちだと思いますが、実際どれぐらいなの確率数値なのかを調べてみました。

ジャンボ宝くじの当選確率

ここでは「ジャンボ宝くじ」についてお話をしていきます。

まず1等ですが、その当選確率についてはわずか「0.0000001%」です。すごい確率です。

少し数学のお話になりますが、まず私が1枚宝くじを買うとします。

そこで単純に宝くじの購入枚数を増やしていくとすると、当選確率が高くなっていくのでは?と考えます。例えば10枚購入すれば、1枚に比べ当選確率が10倍に、100枚買えば当選確率が1枚に比べ100倍になると期待できますよね?

1等の当選確率は「0.0000001%」、つまり1,000万分の1です。

これは例えるなら、北海道の上空から1円玉を落として自分の頭に当たる確率ぐらいです。

「気象条件とかあるし、そもそも」みたいなことがあるので、なんかこの例えを自分で書いていてモヤっとしました。要はいかに当たらないかということをお伝えしたかったのです(笑)

数字だけで話しているとよく分からなくなってくると思うので、今度は「広さ」のイメージでお話をします。

仮に1,000万枚購入するとします。(厳密には総発行枚数がどれぐらいなのかというお話があるので、1,000万枚買えば必ず当たるかというとそうではないのですが)

これを1枚1枚並べてみると、東京ドーム2個と4分の1ぐらいの広さになります。その中の1枚が1等になります。

広さのイメージでお話しましたが、その中から1等の当たりくじを探すだけでどれくらいの日数がかかるのか分かりませんし、正直私なら途中で心が折れそうです。

あとは、100キロのお米の中からある特徴のある1粒の米を探し出すのと同じようなものだそうです。

書いてて思ったのですが、ちょっとさっきから例えが全くイケてないですね。例え話のセンスがないのかもしれません。(笑)

さらにお伝えすると、ジャンボ宝くじの中でも「年末ジャンボ宝くじ」の当選確率はさらに低くなります。

その確率はなんと「2,000万分の10.00000005%」です。

これについて例え話はしませんが(笑)、参考までに確率が間接的に分かる当選テーブルを載せておきます。ここでは2017年末の年末ジャンボ宝くじになります。

ちなみに年末ジャンボ宝くじの総発行枚数は「5億枚」だそうです。

等級 当選金額 本数
1等 700,000,000円 25本
1等前後賞 150,000,000円 50本
1等組違い賞 300,000円 4,975本
2等 10,000,000円 500本
3等 1,000,000円 5,000本
4等 100,000円 35,000本
5等 10,000円 500,000本
6等 3,000円 5,000,000本
7等 300円 50,000,000本

レインボー宝くじの当選確率

ここではレインボーくじの当選確率について見ていきたいと思います。先にお話した通り、毎回単価や販売期間が変わります。

2018年に販売された3回分の1等の当選確率を見ていくと、「333万3333分の1から750万分の1」となっています。(1等の当選金額は1000万円から3,000万円)

数字選択式宝くじの当選確率

次に数字選択式宝くじについて見ていきたいと思います。

1.LOTO7(ロトセブン)

購入方法は数字の1から37までのうち、数字7個とボーナス数字と呼ばれる数字を2つ選びます。その1等の当選確率ですが、「1029万5472分の1」になります。ジャンボ宝くとほぼ同じぐらいの確率ですね。

2.LOTO6(ロトシックス)

これもLOTO7と同様、購入方法は数字の1から37までのうち、数字6個とボーナス数字と呼ばれる数字を1つ選びます。その1等の当選確率ですが、「609万6454分の1」になります。LOTO7当選確率の約2倍ぐらいですね。

3.ミニロト

購入方法は数字の1から31までのうち、数字5個を選びます。その1等の当選確率ですが、「16万9911分の1」になります。当選確率は他の比べ高いですが、当選金額は1,000万円と低くなります。

4.ナンバーズ4

購入方法は0000から9999までの中から好きな4桁を選びます。当選確率は「1万分の1」になります。

5.ナンバーズ3

購入方法は000から999までの中から好きな3桁を選びます。当選確率は「1000分の1」になります。

スクラッチくじの当選確率

スクラッチくじの1等の当選金額で当選確率が変わってきます。

今現在、1等100万円と1000万円のスクラッチくじがあり、それぞれの1等の当選確率は「12万5000分の1」、「100万分の1」になります。

ジャンボ宝くじの確率論を検討する

先ほどお話したなかで、「1枚買うより10枚買う方が10倍、1枚より100枚買う方が100倍確率が高まる」とお話致しました。ただ、本当にそうなのでしょうか?

ジャンボ宝くじの当選確率は1,000万分の1であることは先ほどもお話させて頂いたかと思います。

では今度は10枚買った場合、10枚買えば1枚買う時より10倍の確率である100万分の1になるのかというと、そんなことにはなりません。

その理由については、これからお話していきたいと思います。

真面目にシミュレーションしてみる

そこで「この宝くじを投資として考えた時にどうなのか」を考えてみようと思いました。

そこで、今度は真面目に投資として検討してみたいと思います。

その検証にあたり、ここではWeb宝くじシミュレーターを使ってみたいと思います。

画面を見て頂くと分かりますが、色々な宝くじのシミュレーションが可能です。

Webシミュレーターはこちら:http://kaz.in.coocan.jp/takarakuji/

今回はジャンボ宝くじに対して話を進めていますので、中でも「ドリームジャンボ宝くじ」のシミュレーターで検証をしてみたいと思います。

検証内容

今回、検証として段階的に枚数を増やし、最終的に宝くじを5万枚(1,500万円分)購入するまでを検証してみたいと思います。

投資の感覚でお付き合いいただけますと嬉しいです。

それでは始めていきます!

投資ですので現実的な範囲内で、「100枚」、「500枚」、「1,000枚」、「5,000枚」、「10,000枚」、「50,000枚」ごとの投資金額と利益を見ていきます。

まず、100枚からみていきます。

まだ投資したばかりですから、当たることを期待してはダメですね。どんどん投資していきます!

500枚になりました。ここまでで15万円を投資しています。

収支はマイナス114,000円。15万円投資して儲けが36,000円になっています。

よし今度は1,000枚購入するぞ!ということで、1,000枚になりました。ここまでで30万円の投資です。

個人的にはかなり投資している感じがし始めてきています。結果ですが、収支は234,000円のマイナス。「負けを取り戻せてなくない?」という徐々に嫌な感じが漂い始めてきました。

5,000枚になりました。さすがにこれぐらい投資すれば少しはいいあたりが出てくるんじゃない?と期待感を旨に結果を確認します。

収支は1,155,000円のマイナス。「負けが込んできてやいませんかね?」徐々に冷汗が出てきました。パチンコと同じで「もう少ししたら勝てる、もうちょっと」の精神が疼いてしまいました(苦笑)

10,000枚です。どうでしょうか?

収支は1,055,000円のマイナス。既に3,000,000円投資しています。

5,000枚の時と殆ど変わってないですね。

では、50,000枚です。結果はいかに?

収支10,647,000円の「マイナス」

1,500万円投資して1,000万円以上の損失ってどういうことなのでしょうか?しかも全然大きい当たりが来ていない。

これを実際にやったら人生アウトになります。

検証結果まとめ

シミュレーション検証結果を下表にまとめました。

購入枚数 購入額 当選額 損失額
100枚 30,000円 6,000 -24,000円
500枚 150,000円 36,000円 -114,000円
1,000枚 300,000円 66,000円 -234,000円
5,000枚 1,500,000円 345,000円 -1,155,000円
10,000枚 3,000,000円 1,945,000円 -1,055,000円
50,000枚 15,000,000円 4,353,000円 -10,647,000円

現実から目をそむけたくなるような結果です。

実は、統計学的な話をすると、宝くじの購入枚数が3,000枚を超えると期待値がマイナスになってしまうため、必ず損をしてしまうという計算になってしまいます。

今回のシミュレーションでは損失額は常にマイナスですが、1,000枚から5,000枚の間で損失額が急に増えていますね。

この統計学の話は上記のシミュレーションを見る限りだと「確かにその通りかも」と思える結果になっています。

実際宝くじをどれぐらい購入しているのか?

ここまで見て頂いているとお分かりの通り、お金をかければかけるほど損失が膨らむことが分かりました。

では、そのような中で実際に宝くじを買う人はどれぐらい購入しているのでしょうか?

ある宝くじのファンサイトで実施した調査があり、その中のベスト3をお話します。

購入枚数について

第1位は「20~30枚」でした。ジャンボ宝くじは1枚300円ですので、30枚で9,000円です。 1万円ぐらいで億万長者の夢にチャレンジできるのですから、気持ち的にもお手軽に購入できそうです。

次に第2位は「200枚〜300枚」になります。金額に換算すると6万~9万円になります。1位の30枚と比較すると当選確率は10倍近くあがることになります。この金額だとちょっとした投資感覚になるのではないかと思います。

そして第3位は「1枚」です。「たしかに!」と思った方もおられたのではないかと思います。どうせ当たらないけど億が一の可能性に気持ちかけたということでしょうか。

なかなか面白い調査結果でした。

宝くじの買い方の種類は?

次は宝くじの買い方の種類についてお話します。

宝くじを2枚以上買う場合は、大きく分けると「連番」と「バラ」の2つ買い方で購入することができます。

まず、バラと連番ですがそれぞれ以下のような意味になっています。

バラ:1枚・1枚、組数が違う。番号は下1桁だけ連続している
連番:1枚・1枚の組数は同じで番号も連続している

また複数枚買うときは通常1セット(10枚)で買うのが基準となっています。それぞれの買い方とメリット・デメリットなどを下記にまとめてみました。

買い方 内容 メリット・デメリット
バラ 組は違っていても下1桁の番号はそろっている。 購入した宝くじのそれぞれの組はバラバラなになっています。なので当選した時に「組数が外れてたら終わり」とならず、1枚づつ当たっているか確認できる

ただ、その半面、宝くじそれぞれが同じ組数ではないので、前後賞などは狙えないというデメリットがある

連番 組は同じで番号も連続している 組が同じなので、1等が当たった時に前後賞も狙える(当選額が増える可能性が高まる)

一方その半面、組が異なる場合、全部外れることが確定してしまうので、一発勝負の感があり、当選しているかどうかを確認する楽しみが減る

縦バラ 20枚、30枚など、複数セット購入する場合の方法。
1セットの目の組はバラバラになっているが、2セットから3セット目の組が同じで、番号も連番になる購入方法になる
1セットの内容はバラになっているが、2セット目、 3セット目で見ると同じ組の連番となっている。バラでありながら前後賞も狙える状態で、当選確率があがる買い方。

デメリットとしては、購入資金が高くなるのと、縦バラの購入に対応してない売り場も一部ある

通し(縦連) 連番を2セット3セットと複数枚買う事を希望すると、2セット目からは違う組数になるのが普通。

そこで「通し(縦連)て30枚下さい!」と言えば、同じ組数の連番で買う事ができる

前後賞狙いにおススメ!

基本は「連番」になるので、組が外れた場合当選はなくなる

このように色々な購入の仕方がありますので、次回買われるときに参考にしてみてはいかがでしょうか。

実際高額当選した人はどんな人?

ここまでで宝くじを買う枚数のイメージはついたのではないかと思います。

では、今度は実際当選した方はどんな方なのかについてみていきたいと思います。

まず、宝くじの公式サイトに実際の宝くじで高額当選した方を対象にアンケートを取っています。その結果をまとめた「宝くじ長者白書」を公開しています。ここでは平成28年度の情報を閲覧しました。

対象は1,000万円以上の高額当選者、合計1,277名の回答結果になります。

まず当選者の血液型についてです。「そんなことまで聞くのか?」と思いましたが、第1位はA型で、2位はO型、3位はB型となっています。

「そもそも母数が違うから参考にならないのでは?」と思いつつ、次に行きます。

職業については会社員が1位となっていますが、特に面白いお話でもないのでさらっといきます。

次は星座です。一番多かったのはみずがめ座、次いでおとめ座、やぎ座、おひつじ座になります。運勢的なこともあるので、少し気になりますね。

こんな当選者インタビューもあります。

次に購入歴についてです。どれぐらい皆さん買い続けていたのでしょうか? 答えは断トツで「10年以上」でした。やはり継続は力なり(?)なんですね。

さて本題の当選者は何枚購入していたのかについて見ていきます。

性別で見ていきます。まず男性の高額当選者の購入数は「30枚」です。しかもこの購入数「30枚」の当選者が占める割合は全体のおよそ21%です。

次に女性について見ていきますと、こちらも面白い結果が出ています。

なんと購入枚数は「10枚」で、全体の28%を占めています。男性より女性の方が3分の1の購入枚数で高額当選者になっています。ちなみに100枚以上の購入者の当選者割合はおよそ10%なので、男性・女性それぞれで比較しても、2倍以上の当選者が出ている計算になります

この時点で、購入枚数が「10枚~30枚」で高額当選者全体の半分を占める結果になっています。先ほどお話した購入枚数アンケート結果と近似していますね。

さらに高額当選者にもう一つ共通しているものがあります。それは年齢です。実は高額当選者の約4割は60代以上となっており、これは男性も女性も変わらないです。年配の人の方が当たりやすいんですね。

あと、下記の記事では宝くじに当たる人の共通点や宝くじの買い方について、より具体的に書かれていますので良かったら見てみてください。

関連記事:宝くじで1等が当たる人の共通点とは!?夢を叶える宝くじの買い方

まとめ

いかがでしたでしょうか?

結果をご覧頂いているのでお分かりだと思いますが、宝くじはたくさん買えばよいというわけではないことが分かりました。

投資をするのはやめた方がよいですし、全く割に合わないということも良くお分かり頂けたと思います。

ただ、実際10枚~30枚で根気強く買い続けていけば当たる確率が高くなるんだなと思いました。

ぜひ皆さんも高額当選に向け、次回から高額当選の法則に従って取り組んでみてはいかがでしょうか?

あと、最後に皆さんが高額当選した場合に備え、高額当選した時の内容もまとめましたので、もしご興味があればご覧いただけますと嬉しいです。

関連記事:https://ymtinvestor.com/takarakuzi-kougaku-tousen

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