
あなたの身の回りにパチンコ中毒の人っていますか?
身近にいたら危険ですので近づかないでくださいね。「来月1.5倍にして返すからお金貸して!」とか言ってお金を奪われるかもしれません。怖いですよね、なにしろこの話は実話ですからね。なぜかというと、この話は一昔前の私だからです。
いや~お恥ずかしい。一昔前、私はパチンコをやめたいのにやめられないパチンコ中毒者でした。でも私はそんなパチンコ中毒を脱出できたのです。
そして、脱出したらめちゃくちゃ素晴らしい世界が待っていました。
と、いうことで私のパチンコ中毒を脱出できたお話は、やめたいのにやめられないパチンコ中毒(依存症)の方々にきっとお役に立てると思い、今回はその方法をご紹介していきます。
私のパチンコ中毒時代の体験談
まず、なぜ人はパチンコ中毒(依存症)になってしまうのでしょうか?よく聞く話では友達とかについていって初めてパチンコしてみたら、ビギナーズラックで大当たりして儲けてしまった。こんな話はよく聞きます。と言いますか、実は私も同じ様な状況で一時期パチンコにハマっておりました。
今思えばこのきっかけが地獄の始まりでしたね。
まだ独身時代、ある休日に友人とフラフラ遊んでいたら突然「ちょっとパチンコ行っていい?」と言い出す友人。その頃の私は全くギャンブル関係に手を出したことが無く、パチンコと聞いても全く興味がありませんでしたが、1人になるのも暇になるので軽い気持ちで付いていってしまいました。
パチンコ店に着くと店内をグルグル回る友人に付いていき、おもむろにパチンコを打ち出した友人。そして私も「ちょっとだけやってみようかな」と思い、友人の隣の席で打ち始めてしまいました。
そしたらなんと、3000円が一瞬で2万円に増えてしまったのです。
「うおーー!パチンコすげーーー!」
と、私はこれまでに無いくらいの興奮状態を味わいました。そして、その日からパチンコの事ばかり考えるようになっていったのです。
「次はもっと稼げるんじゃないか?」
「またあの感覚を味わいたい!」
こんな感じで一気にパチンコにハマっていき、見事にパチンコ中毒者の仲間入りを果たしていったのです。何とも他愛の無い事がきっかけで、その後の人生が狂ってしまうと考えると、本当に恐ろしいですね。
パチンコ中毒になった原因とは?
ところで、中毒になるほどパチンコにハマってしまう原因ってなんでしょうか?
大きな原因の1つにパチンコを打っていて大当たりした瞬間の高揚感があります。私は初めてのパチンコでこの高揚感を味わってしまいました。3000円が2万円になって興奮し、さらに大当たりの演出に興奮しました。
実はこの高揚感や興奮してる時、その人の脳内では「エンドルフィン」という物質がドバドバ出ています。このエンドルフィンという物質、簡単に言うと「快楽物質」です。脳内麻薬とも言われていますね。「麻薬」という文字の通り、症状もそれに近いのです。
当然「またあの快楽を得たい!」と渇望するようになり、徐々にパチンコへ行く回数が増えてくる。そこへまた運悪く(運よく?)稼いでしまい、さらにパチンコへ行く回数が増える。行く回数が増えてしまうと、それが習慣化してしまいます。
習慣化されてしまったら、もう最悪です。こうなってくると負けが続いてもパチンコへ行ってしまうのです。私もあの頃は思い出したくないですね。
「まだマイナスにはなってない!次こそは取り返す!」
いやいや、トータルで見たらめちゃくちゃマイナスです。パチンコ中毒になると、自分の金銭感覚が麻痺している事に気づかないし、周りから注意されたとしても全く聞く耳を持ちません。
「5万負けたの!?バカじゃない!」→「いやいつもの事だよwすぐ取り返せるから」
「今日は勝ってもトータルで負けてるよね」→「大丈夫、それも想定内だから」
他人から見ればアホすぎですね。でも当時は真剣にこんな事言ってました。この会話で何か気づきませんか?実はパチンコ中毒真っ最中の人って、自分が依存状態なのを分かっていないのです。そして最悪の状況になってきてから
「あれ?このままだと自分ヤバくね?」
となり、そこでやっと気づくのです。「いや、遅いよ!」という感じですが、実はここからが本当の地獄の始まりです。
パチンコ中毒(依存症)の危険性
「あれ?このままだと自分ヤバくね?」と、ここでやっと自分がパチンコ中毒者(依存症)だという事に気づくのですが、もはや「時すでに遅し」です。なぜ気づいたかって、自分の状況がヤバいほど最悪になり、首が回らなくなってようやく自分の状況を直視出来るようになったのです。
よくある話としては
- 生活費が払えないほどパチンコに使っていた。
- 友達、恋人、親など周りの人に借金しまくっていた。
- 上級者になると、カードローンなどを使って莫大な借金をしていた。
などなど。経済的に危険な状況になっているはずです。
これに関連して人間関係も最悪な状況になっているパターンも多いです。なぜなら、お金を借りる為に嘘をつきまくり周りの信頼がなくなっている可能性もあるからです。大事な家族、恋人、友人にお金を借りている場合はさらに最悪です。その大事な人たちとの関係が破綻してしまいます。
素直に「パチンコ行きたいからお金貸して!」と言っても、当然誰も貸してはくれないので、あーだこーだ嘘を付き軍資金を手に入れる。しかし、そのお金を貸してくれた人たちは薄々気づいてます。なぜならパチンコ中毒者になるほどパチンコ行っているのだから。
お察しの通り、これが当時の私です。本当にバカ過ぎて恥ずかしいです。親や友人から「冷めた目」で見られていることがめちゃくちゃ辛かったですが、当時は「絶対取り返すから大丈夫」などと根拠のないウソの自信でごまかしていました。
しかし、家族や友人からの「冷めた目」以上に本当に辛いのはダメだと分かっているのにやめられない事なのです。
「このままだとダメだ」と気づいているのに、どうしてもやめられない。状況がさらに悪化するのは分かっているが、どうしてもパチンコをしたい。こんな感じで毎日を過ごすので、罪悪感と自己嫌悪がグルグルと回っていました。
- 「パチンコすら止められない自分って何なの?」
- 「せっかく大事な人からお金をかりたのに、無駄にした自分は最低な人間だ・・・」
- 「嘘ばかりついている自分はもはや人間失格だろ・・・」
ちゃんと勝てばまだ良いのですが(いや、本当は良くないですが)負けた日の辛さはこんな感じで物凄い辛さでした。いや、そもそも負ける日が大半なので常に不安で気が狂いそうでした。
そして当然パチンコ中毒者ですから、負けが続けば「次こそ取り返してやる」という感じで余計にパチンコへ足が伸びる。終わらない負の連鎖に完全にハマってしまったのです。経済的にもマイナスにマイナスがどんどん積み上がっていき、さらに罪悪感と自己嫌悪がのしかかっていきました。
もちろん、こんな辛い毎日から抜け出したいので「パチンコをやめよう!」と何度も心に誓うのですが、いつの間にかまたパチンコ打ってるという状況を何度も経験しました。
あと、財布にお金があるとダメですね。中毒者は財布にお札が入っている時点で「よし!打てる!」とパチンコ屋へダッシュします。
やっていない人には分からないでしょうが財布のお札を見た瞬間、今までの罪悪感や自己嫌悪なんか遥か彼方へ飛んでいっちゃいます。そして「これだけあればイケる!」と、また根拠のないウソの自信が湧いてきてパチンコ屋へ行ってしまうのです。
そして例のごとく負けて、店を出てから気づくのです。
「うわ~~またやってしまった・・・」
そして負けたその日は「もう絶対にやらない!」と心に誓います。そして次の日もパチンコ屋へ向かってしまうのです。
これが本当のパチンコ中毒(依存症)の恐ろしい所です。もやは薬物依存症レベルの危険性です。しかし、冗談抜きでパチンコ中毒者は薬物依存症の患者と同じく「病気」として認められているのです。
実際、治療する施設や団体もある様です。そんな危険性の高いパチンコ依存症とは、果たして治るのでしょうか?
パチンコをやめる方法はあるの?
結論から言いますと、「これをやれば止めれます」という絶対的な方法はありません。禁煙とか禁酒もそうですが、自分の意思次第で成功にも失敗にもなりますし、長期間やめられても何かのきっかけでまた再開した、なんてことも十分にありえます。
ですので、本当にパチンコをやめたいのであれば「絶対にやめる!」という強い意志と長い時間がかかるのは覚悟しておかないといけません。とは言っても強い意志を長時間保つことなんて普通は無理です。そんな事が簡単にできたらパチンコ中毒者になんかなってませんから。
でもパチンコはやめる事が可能です。なぜなら私はパチンコ中毒者を脱出できたという事実があるからです。
ただし、薬を飲んで「ハイ、治りました!」みたいな方法ではありません。やめるという強い意志はやはり必要になります。つい先ほど「強い意志を長時間保つことなんて普通は無理」と説明しましたが、やめるという意思を保つための「工夫」はできます。
ですので、ここからは私が脱パチンコをする為にやった方法を3ステップでご紹介します。
ステップ1:自分はパチンコ依存症なのだと自覚する
まず初めは「自分はパチンコ依存症」なのだと自覚する事から始めます。
「え?そんな事わかってるけど。」
と聞こえてきたのでお答えしますと、実際これを本当の意味で自覚できていない人が多いです。私も当時はそうでした。
そこで考え方を変えたのです。パチンコ依存症=病気として考えようと。
「パチンコ打ちたい」という衝動は、いわば「発作」です。発作が出たら処置をしないといけないです。にもかかわらずちゃんと自覚していないと、あれやこれやと言い訳をしてしまうのです。
「パチンコ打ちたい」という衝動に色々言い訳つけて正当化してパチンコへ行ってしまう。
- 今日はイベントだし勝てる可能性が高い
- 前回の負けだけは取り返さないといけない
- 最後に1回だけ打って止めよう
これでは「やめる決意」どころではないです。というか、病気なので「やめる」じゃなくて「治す」と考えた方が良いですね。
風邪ならクシャミが出るのは当たり前、そこに言い訳なんかいりません。パチンコ依存症ならパチンコ屋に行ってしまうのは当たり前、そこに言い訳なんかいりません。
なので「パチンコ打ちたい」という衝動が出たら、「発作がおきた!処置しないと!」と、意識的に対処するように考えや行動を変えていかなければなりません。
その為のまずは「自覚する」なのです。
病気と自覚するポイントは「感情を客観視」する
自覚する時のポイントは自分の感情を客観的に見ることです。例えば、イライラしたなら「あ、自分は今イライラしてる」とか、嬉しい事があったら「今自分はいい気分だ」など。パチンコ中毒時代の私の場合だと、財布のお金を見たら「あ、また自分はパチンコ行きたいと思ってる」などですね。
いつでもどこでも自分の感情を確認する事を意識して下さい。
簡単そうに思える方法ですが、ぜひ1日に何回できるか数えてみてください。きっと初めのうちは全然できなくて絶望すると思います。なぜなら、この確認作業のこと自体を忘れてしまうからです。なので、この「確認作業」が習慣化するまでは意識的に思い出さなければ続けていけません。
その為の工夫として、私は初めのうちはスマホの待ち受け画面に「今どんな気分?」という文字の画像を設定して、忘れても思い出せるようにしていました(笑)
続けていればだんだんと習慣になっていくので、今では無意識でも「あ、今自分怒ってるわ」と勝手に確認してるくらいになれます。
そして、この「確認作業」が習慣化していけば、今の自分の状態が把握できるようになります。自分の状態を把握することで、「パチンコを打ちたい!」という衝動が出た場合にちゃんと対処することができるのです。
これを参考に、まずは自分が「パチンコ依存症」なのだと本当の意味で自覚し、発作に対処できる様、自分の状態を常に把握できるように練習してみてください。
ステップ2:パチンコが出来ない環境をつくる
次に重要な事が「パチンコが出来ない環境」を作ることです。
そのためにまず私がしたことは財布にお札を入れないようにしました。
物理的にパチンコが打てない状況にしたのです。私の場合、財布にお札が入っている時点で「よし!打てる!」とパチンコ屋へダッシュしていたので、この方法はとても効果がありました。
ただ、財布にお札が入っていない状況は過去に何度も経験しています。以前なら何としてでも軍資金を手にいれようと必死になっていましたが、やめると決意した今、そんなことしてしまったら本末転倒ですよね。ですので、そこだけは我慢です、根性です。でも友達や家族からお金を借りることに罪悪感を持っていたので、この辺りはすぐに慣れました。
話をもどしまして、なぜ財布に「お札」だけ入れない様にするのかというと、単純に現金が無いと不便だからです(笑)
初めは財布自体を持たない様にしましたが、自販機でドリンクすら買えないのは辛いので、お札だけを抜きました。
あとクレジットカードを持っている場合は注意点があります。キャッシング枠がいくらかある場合それをパチンコの資金にする可能性が高いのと、そもそもキャッシング枠を使うから借金がどんどん増えるので、クレジットカードを持っている場合は必ずキャッシング枠は0円にしておきましょう。
キャッシング機能が使えないカードなら、むしろそれだけ持っていてもパチンコが出来ない環境ができます。普段の買い物はクレジットカードでも使えますが、パチンコ屋では使えないですからね。
実際にパチンコやってた時は「パチンコ屋でクレカ使えたらめっちゃ便利なのにな~」と思っていましたが、今となっては使えなくて本当に良かったと思います。もし使えていたら地獄が待ってますからね。
しかし、この「お札抜き作戦」にも落とし穴があります。お金を持たないと意識しても、稀に「お金を持ってしまう状況」が発生することがあります。
- どうしてもお金を会社に持って行かないといけない。
- 振り込みの為に一時的にお金をおろしてしまった。
この時は非常に危険です。常識的に考えればこういったお金を使うなんてあり得ないと思いますが、パチンコ中毒者はこう考えてしまいます。
「ちょっとくらいなら大丈夫だろ・・・」「勝てば問題ない・・・!」いやいやいや、普通に考えてダメですよね(笑)
でももし、使っても大丈夫なお金を持ってしまったとしたら、この状況は非常にマズいです。今まで我慢していた分強力なスイッチが入ってしまう可能性があります。
そして、こういう場合こそ前項でお話した「自分はパチンコ依存症なのだ」という事を自覚していることが重要になります。
「自分はお金を手にするとパチンコへ行きたくなるという症状が出る」
という事をちゃんと把握して、それなりの心構えをまずは持ちましょう。何でもそうですが、まずは心構え、マインドです。
パチンコをやめるという心構え、マインドがあるから、パチンコをやめるという行動が出来るのです。
しかしそれが続かないのも人間です。だからこの状況に対しても事前に対策が必要になります。
ステップ3:事前に買いたい物を決めておく
もし不意にお金を持ってしまったら、の対策です。
実はパチンコ中毒者の人って、パチンコには平気で何万も使うのですが普段の買い物、例えば服とか靴とかにはあまりお金を使っていないはずです。なぜなら、そんな物を買うならパチンコの軍資金にしたいですからね。
なので、パチンコ中毒者の方は一度真剣に考えてみて下さい。「自分がほしい物ってなんだっけ?」と。
考える前に注意点ですが、日用品以外の物がいいです。パチンコに侵された頭ではパチンコ以外の事には節約モードになるので、なるべく贅沢品や嗜好品がいいです。
それでは考えてみましょう。よーい、スタート!
・・・・
・・・
・・
考えましたか?たぶん中々出てこなかったのではないでしょうか。
そうなんです、改めて「ほしい物は何だろう」と考えると意外と出てきません。私も初めは全然思いつきませんでした。それだけパチンコ優先な生活を送っていたという事です。
一つでも「これ欲しいな」ていうのが出てこれば、そこからウワーっと広がるので、Amazonとか楽天で色々見てみるといいですよ。
さて、なぜ買いたい物を決めたかというと、見出し冒頭の「もし不意にお金を持ってしまったら」の対策でしたよね。お察しの通り、不意に手に入れたお金はパチンコに使わず、「物欲」に使うのです。
実にシンプルです。まぁ経済的には何も買わない方がいいのですが、パチンコに使うよりは遥かに良いですよね。
ではなぜ「買いたい物を買う事がパチンコをやめるのに有効なのか?」という話ですが、実は物欲を満たすことでも脳内に快楽物質が出て、パチンコで当たった様な状態になれるのです。
その為、一時的ではありますがパチンコを打ちたい衝動が緩和するという仕組みです。あくまで一時的な緊急措置なので、パチンコが打ちたくなるたびに買い物しないで下さいね。今度は物欲で経済的にピンチになったら本末転倒ですので。
基本的には「財布にお札を入れておかない」方法で、パチンコを打てない環境を維持してください。
あと、言い忘れましたがパチンコ屋の近くへ行くのも避けましょう。もし通勤途中とかにパチンコ屋があったら遠回りをしてでも避けるべきです。パチンコの世界から完全に離れる環境を意識的に作って下さい。
以上の3ステップで私はパチンコから脱出できました。ただ、やはり簡単ではないです。
仕事でイライラした時など、ストレスがMAXになったりすると何度も「やめやめ!パチンコ打ちたい!」となりましたが、財布にお金がないからすぐにパチンコ屋にいけないし、お金を何とかしようとしている内に、ちょっと頭も冷めてきて
「ここまで我慢したんだから、もうちょっと頑張ってみよう。」
という感じで頭を切り替える事ができました。
「絶対にパチンコを辞められる!」と断言できる方法はこの世にはきっと無いでしょう。でも私のこの経験がパチンコで苦しんでいるあなたの手助けに少しでもなれたら嬉しいです。
パチンコに変わる趣味やスポーツなど「やること」を決める
ここまでパチンコをやめる3ステップをご紹介しました。
ここではさらにプラスαで、パチンコに変わるものを考えていきましょう。
そもそも、パチンコ以上に熱中できるものがあれば中毒になるほどパチンコにはハマらないはずですよね。
私はパチンコをやめられた今だからこそ分かった事があるのですが、パチンコ中毒になったのは暇を持て余していたからという事です。
1日何時間もパチンコに費やせるなんて、普通の人から見れば「ヒマなんだな~」と思われています。今思い出してみても、親や友達とかにも「本当にあんたは暇人だな。」とよく言われていた記憶があります。
パチンコ中毒真っ最中の時期は、そういった自分に都合の悪い言葉は聞こえていなかったようです。今思い出しても本当にお恥ずかしい話です。
「やること」を見つけて自分を忙しくさせる
という事で、ヒマのせいでパチンコにハマっちゃうなら「自分を忙しくさせればいいんじゃないか?」と私は思いつきました。そのために新しい趣味、スポーツ、勉強、資格など何でもいいので「やること」をとにかく見つけようと、ネットや本などでめちゃくちゃ調べました。
そこで「これは面白そう!」というものに出会い、今は猛烈にその勉強をしています。
実はヒマな時間を「やること」に変えるとすごい事になるんです。
私の場合1日平均5時間はパチンコしていたので、その時間を「やること」に変えたら、みるみる成長していきました。そりゃそうです。1日5時間→週35時間→月150時間→年1,825時間、それだけ「やることに」時間を費やせるので、当然のことです。
さすがにこんな単純計算どおりにはいかないと思いますが、その「やること」は確実に成長していきます。
あとこれを始めたことによる最大のメリットは、パチンコのリバウンドの可能性が激減することです。これは本当に良い効果でした。やめ初めはパチンコの衝動を我慢するのが辛いので「いつか再開してしまうんじゃないか」という恐怖が常にありました。
しかし「やること」をやって忙しくしていたら、パチンコの事自体を忘れることができるのです。これは本当に気が楽でしたね。そもそもパチンコの事を考える時間が激減したので、同時に恐怖も感じなくなりました。
ここまで来れば本当の意味でパチンコの世界から脱出できたことになります。
「やりたいこと」ではなく「やること」を決める
先ほどから気になっている方もいると思うのですが、なぜ「やること」なのか。
普通の流れでいったら「やりたい事」な感じがしますよね。
まだやった事が無いことを見つけるなら「やりたい事」って言うのが普通の流れだと思うのですが、私はあえて「やること」と書きました。
なぜかというと、「やりたい事」というのは「やりたい」で終わってしまう可能性が大いにあるからです。つまり「結局やらない事」になってしまうのです。結局やらないのなら結局ヒマになって、またパチンコを始めてしまう可能性が出てきます。
だから「やること」を決める必要があるのです。
「やりたい」ではありません。「やる」のです。ヒマを潰さないとまた地獄が待っていますから。
ちょっと熱くなってしまいましたね。(笑)
しかし本当に「やりたい事」を見つけるだけでは意味がありません。「やること」とはつまり
明確な目標を作ってそれに向けて行動するという事です。
もちろんやる事は自分が好きな事や興味があることなど何でもいいです。何でもいいですが、明確な目標を立てる事が最も重要です。
- ギターなら「この曲を弾けるようにする」
- フットサルなら「試合でゴールを決める」
- 英会話なら「TOEICで800点取る」
上記の様に「○○ができるようになる」というゴールがはっきり分かる目標が明確な目標になります。
目標を決めることによって、「やりたい事」が「やること」に変わるのです。ここを決めるのがすごく重要になります。
ただし、出来そうも無いような大きな目標設定はNGです。それだと簡単に挫折してしまうので。
まずは、めちゃくちゃ小さな目標でもいいです。健康のために「毎日5分歩く」などでも何もやらないより遥かに良いです。まずは小さな目標を設定しておいて、それをクリアできたら次の目標を設定していけば自然に継続ができるはずです。
まずはやることを決めて動き出す事が最も大事なのです。
初めはパチンコをやめるために始めた「やること」も、継続していけば絶対それに夢中になります。そうなると辛かった毎日が逆転し、充実した日々を過ごせるようになります。
ぜひ「やること」を見つけて継続してみてください。
私が決めたやることは「投資」
ここからは私がパチンコから脱出したその後をお話します。実はここが一番伝えたいところでもあります。
なぜなら、パチンコを辞めて新しい事を始めたら日々の充実度が劇的に増したからです。
「辛い時期」から「充実した日々」へ激変したのですが、この高低差が物凄かったです。ということで、まず私が始めた「やること」とは何か。
それは投資の勉強です。細かく言うと仮想通貨やFXの勉強です。
「え~!またギャンブル!?」
と聞こえてきそうですが、仮想通貨やFXはしっかり勉強して行えばちゃんと投資として成立するのです。
そもそもギャンブルと言っている人の過半数が、少しやってみて負けた人か、全くやった事の無い人です。FXなどをギャンブルと考えてやるなら非常に危険ですし、私の場合パチンコ中毒時代よりもひどい事になってしまいます。それは本当に笑えません。
事実、仮想通貨やFXで安定的に稼いでいる人はちゃんといます。そういう方々は例外なくめちゃくちゃ勉強しているし、日々チャートを分析し経済の状況にも耳を傾けています。自分の実力さえ磨けばちゃんと投資になり得るのです。
しかし正直なところFXや仮想通貨の世界を知った時、自分の中のギャンブル魂が震えたのは内緒にしておきます(笑)
それも切っ掛けではありますが、FXを知ったのが投資関係の書籍で為替相場の事やチャート分析とか難しい事が書いてありましたが、
「自分の実力次第でどれだけでも稼げる!」
という言葉にめちゃくちゃ衝撃を受け、同時に勉強意欲が湧いて来たのを感じました。そこから私の投資の勉強は始まり、これが「やること」になったのです。
ちなみに「やること」を見つけるまでは、とりあえず色んな本を読んでました。初めはパチンコの事を忘れるために読んでいたのですが、色々読んでいくうちに読書の楽しさに目覚めてしまいました。
読書ってめちゃくちゃいいですよ。世の中はまだまだ自分の知らない事だらけで、それを知れる面白さ。さらに知識も増えるので自分の小さかった世界がジワジワ広がる感じ。
昔は「趣味が読書とかつまらない人だな。」と思っていましたが、真逆でしたね。読書していない人の方がつまらない人生になります。
投資の勉強
勉強意欲が出てきたのはいいですが、FXや仮想通貨の勉強を始めた当初は、分からない単語だらけでチンプンカンプンでした。
「テクニカル分析、ロウソク足、インジケーター、RSI・・・」日本語なのか英語なのか訳がわかりません。
本当に分からないことだらけで挫けそうにもなりますが、専門用語や知識は勉強や読書を続けて行けば、ちゃんと理解できるようになります。そして、分からないなりにも勉強を続けて行くと、ある日「そういう事か!」と点と点が繋がる瞬間が来たりします。
この瞬間が最高に気持ちが良いのです。
まさか大人になってこんなに勉強する日が来るとは思っていませんでしたし、自ら進んでやるなんて夢にも思っていなかったです。
学生時代は勉強=面倒くさい、難しい、やらされる、というイメージでしたが自ら「勉強したい!」と思える事って、勉強してて楽しいんですよね。本当に、まさか勉強がこんなに楽しいとは思いませんでした。
まだまだFXや仮想通貨で大きく稼いでいる訳ではないのですが、勉強で得た知識を使ってFXで実践するのはめちゃくちゃ楽しいです。
もちろん相場なので負ける事もありますが、そこからなぜ負けたのか?を分析する。すると負けた原因が分かり、そこを改善し再挑戦。
昔のパチンコ中毒時代だったら、「くそ~!最悪、やんなきゃよかったわ。」と愚痴って終わり。思い出すとバカすぎて恥ずかしいですね(笑)
パチンコでも色んな分析方法がありますし、実際それだけで稼いでる人も居るので「なぜ負けたのか?」を考えて、勝てる方法を調べたりすればまだ良かったのですが。まぁそういう考え方が出来ないからパチンコ中毒になったんでしょうね。
でもパチンコでこれだけ苦しまなければ、きっと今の自分は無かったと思います。パチンコの事を忘れたくて、ひたすら本を読んで投資の世界に入れたので、今思うとパチンコ様様ですね(笑)
まとめ
- パチンコ中毒時代の苦悩
- 脱パチンコ中毒への3step
- 「やること」を決め充実した日々を
私の体験談から「脱パチンコ中毒」する方法をご紹介しました。
この「やめる方法」を成功させるか否かは、あなたの「やめる!」という強い気持ち次第です。「結局、根性論かよ!」と思われるかもしれませんが、ワクチンや抗生物質が用意されている訳ではない「パチンコ依存症」という病気には「やめるという強い意志」がやはり必要です。
私自身、何度もパチンコへ戻りそうになりましたが、今回の方法を何度も何度も繰り返し「やめる意志」保っていました。ですので、今回ご紹介した3stepを参考に「強い意志」を皆さんも保ってください。
もし、またパチンコへ戻ってしまったとしても大丈夫です。何度も挑戦していけばいいのですから。
そして「やること」を決めましょう。あなたが決めた「やること」に熱中できたなら、きっとパチンコから完全に脱出できるはずです。
熱中できる事があるって本当に素晴らしいです。私の場合、失敗ももちろんありますが、それ以上に「もっと成長したい!」「稼げるようになりたい!」という思いの方が強いし、ポジティブに物事をとらえれる様になってきた気がします。
たとえ失敗しても、その原因を調べて改善すれば、今まで以上の成果もあげられますからね。こういう考え方になると、もはや失敗など無い!ってなります。パチンコで負ける度にいちいち落ち込んでた過去の自分に教えてやりたい位です。
僕の場合は投資の勉強ですが、熱中できる事があると日々の生活が本当に充実します。何でもいいのです。やることがまだ見つからないのなら手あたり次第、1週間でもいいのでまずはやってみるのが大事。
パチンコ打ちたい衝動が我慢できない人は尚更「やること」を見つけてください。見つけられたら「トンネルの出口」が見えてきた様なものです。
今のつらい状況を逆転させてやりましょう。