
パチンコで最も辛いことの理由ランキングを作るとしたら、あなたは何が1位になりますか?
勝てないから?自分の好きな台に先客がいること?
多くの方は、「パチンコのために借金を作ってしまったこと」と答えるのではないでしょうか。
では今一度自分自身に聞いてみてください。
パチンコのために借金をしたことはありますか?
「はい」と答えた方、諦めることはありません。ここにたどり着いたということは「辛い今を脱却したい!」そういう気持ちがある証拠です。一歩ずつ実践していけば、確実に辛い今から脱却し借金に振り回されることのない明るい未来を送る頃ができます。
そのためにもまずは「パチンコ依存症」についてしっかりと理解する必要があります。
パチンコ依存症とは
パチンコ依存症とは、ギャンブル依存症の一部であり、WHO(世界保健機関)はこのギャンブル依存症を病気である。と認定しています。ギャンブル依存症の方は、健常者と比較し脳の働きに違いがあると判明しています。決して本人の意志が弱いからやめられない、ということではありません。
特徴として
・借金をしても尚パチンコを続ける
・やめようとしても自分の意志をコントロールできない
・常にパチンコのことを考えている
もし、当てはまることがあれば既に依存症となっている可能性があります。
ではどうして依存症になってしまうのか?これには個人差がありますが、一つの例をみていきましょう。
原因は快感にある
想像してみてください。
あなたの手元に1万円があります。給料日まで残り10日、毎日1000円で生活しなければなりません。少しきついし、簡単に増やせる方法はないかな?と考えます。ふと上司が「パチンコで大当たりし大金が入った!」と話していたことを思い出し、もしかしたらとあなたもパチンコ屋に入ります。偶然にも大当たりし入店前は1万円だった手持ちが、5万円になっていました。
どうでしょう。自分だったらと考えると嬉しくなりませんか?この話はあまりに都合が良く突っ込みどころ満載ですが、重要なのは「お金が増えて嬉しい」という感情です。この感情は快感となり、もう一度あの快感を味わいたいと、脳が要求するようになっていきます。心当たりはありませんか?
軽い気持ちで入ったパチンコが、いつの間にか習慣となり、いつしか依存症と診断されるまでになってしまうでしょう。もし、気づかないままパチンコを続けるとどうなってしまうでしょうか。現実から目を背けず、しっかりみていきましょう。
パチンコで借金その先に待つ辛い末路
当然ですが、勝ち続けることはできません。負けが続き気づいた時には手持ちがなくなっていたなんてこともあります。その時にどのような行動をするでしょうか?
パチンコに勝っても、負けても生活費はかかります。しかし、生活費すらパチンコで無くなってしまったあなたは、どうにかお金を借りる方法がないか探します。家族や友人から、銀行から、消費者金融からと方法はいくつかありますが、消費者金融から借りるというケースが実は多いのです。
日本全国で、利用用途問わず約350万人の利用者がいると言われています。まさかこんなに多いとは思いませんよね。でも、普通に考えたら消費者金融を使うくらいの状態は、きっと周りに知られたくないほどの状況です。もし利用していても周りには言わないし、家族にだってきっと言いづらいでしょう。
さらに問題なのは、初めて申し込むときは緊張したり、不安になったりしますが、慣れてしまえば躊躇なく借りれるようになってしまう事です。最初は生活費のために借りていたはずのお金も、気づいた時にはパチンコに消費してしまうようになります。この時点で依存症であることは間違い無いでしょう。
借りたお金も、パチンコに使ってしまい、給料は全て返済に当てなければ足りない状況に、最悪の場合給料では足りずなんとか返しては、また借りてそんな負の循環がスタートしてしまいます。パチンコで当たれば返せる、そんな心理状況になることもあリます。
しかし、このような生活が続くと友人関係や家族関係の破綻になったり、お金を借りることができなくなり、生活していくことすら危うい状況になります。今、これを読んでいる方の中には、そのような状況に近い方もいるかもしれません。同じ悩みを抱えている方は、日本に多くいます。自分だけと思わず一緒に抜け出す方法についてみていきましょう。そして実践してください。
パチンコ依存の辛さから抜け出す方法
パチンコから抜け出したいと考えている方は多くいます。同じ悩みを抱えている人同士が、お互いに助け合いながら克服していく自助グループというものがあります。アルコール依存症の方が自助グループに入っていると、テレビなどでみたことありませんか?それと同様にパチンコにも自助グループが存在します。
具体的にはどのようなことをしているのか気になりますよね。
自助グループではいろいろな種類はありますが、一つのテーブルを囲み自分の今までのパチンコをどのようにやってきたのか、借金がどれくらいあるのか、一人ずつ普段は心に隠した辛い経験を話て、お互いに打ち明け今後どうしていくかの目標を語ったりします。
しかし対面では緊張する、話したくないという方もいると思います。近年はインターネットが普及したこともあり、オンライン上の自助グループがあります。匿名のチャット形式で行うので安心して利用することができます。
自助グループのオンラインはこちらから
また冒頭でお話したようにパチンコ依存症(ギャンブル依存症)は、病気と認定されていることから、専門の医療機関が設置されています。ご自身のお住まいから近い病院を検索してみましょう。身近にあるということを知ることも克服するための一歩です。「〇〇県 パチンコ 病院」で検索するとヒットするはずです。参考ですが、具体的にどんなことをするのかまとめた病院のHPがありますので気になる方は
こちらから
辛い理由の借金を0にするために
借りてしまったお金は、返済しなければなりません。おそらく、借金が一番不安な部分です。すぐに無くすことはできませんが確実に減らしていく方法をご紹介します。
1.新たに借金を作らず給料から返済していく
給料から地道に返済していくというシンプルな方法です。
「今の仕事ではあまりにも返済は難しい」という理由から転職をしたことで給料が上がり返済が楽になった。また、転職後の仕事が忙しく前のようにパチンコをしている時間がなくなった、という方も実際に何人もいます。
転職ができなくても、生活を見直すことで無駄を省くことができます。例えば今までコンビニ弁当ばかりの生活であれば、自炊を初めてみることで節約に繋がり効果的でしょう。またスマホの契約を見直すことで無駄を省くこともできます。
それでも、返済が辛いという方は筆者が体験した下記の方法をお勧めします。
2.おまとめローンを組む
おまとめローンとは、複数社から借りているお金を、一社にまとめ毎月の支払額を少なくすることができます。筆者は一度このおまとめローンを組んだことがありますが、本当に楽になりました。具体的にどういうことか?表にまとめてみました。
例えばA社・B社・C社の3社からお金を借りているとします。それぞれ30万円ずつ借りているとし、毎月の返済額が1万円とした場合、毎月の合計は3万円返済していることになります。
おまとめ前 | 借入額 | 毎月の返済額 |
A社 | 30万円 | 1万円 |
B社 | 30万円 | 1万円 |
C社 | 30万円 | 1万円 |
合計 | 90万円 | 3万円 |
それでは、おまとめローンをA社でお願いをした場合です。
おまとめローン後 | 借入額 | 毎月の返済 |
A社 | 90万円 | 1万5千円 |
合計 | 90万円 | 1万5千円 |
返済する合計金額は変わりませんが、複数社に返すより月々の負担が軽減されます。また軽減された分余裕ができ、今月は少し多く返済できそうという時には、追加で振り込むこともできます。この方法は手続きが必要ですが、複雑なことはなく想像より簡単にできるのでお勧めです。
3.プラスでさらに効果的
お金の部分を考えることも大切ですが、それと同時に生活を改善していくことも効果的です。
生活する時間帯を変更することも大切です。規則正しく生活することで体内のリズムも徐々に元に戻り、今までできていなかったことができるようになります。
また、趣味を見つけることができれば、気づいた時にはパチンコのことなど忘れているでしょう。最初はなかなか趣味が見つからなくてもいろいろなことを試してみることで、人生の価値を高めることができます。読書は比較的簡単に始めることができるのでお勧めです。パチンコと違い自己投資になるので将来に役立つ情報を得ることができます。
まとめ
冒頭では、怖い内容になっていますが、もし現状を変えようとしなかった場合間違いなく、明るい未来は待っていません。
ですが、パチンコがやめられないという悩みはあなただけではなく、日本に住む多くの方が同じような悩みを抱えています。「病院について調べてみる」「自助グループに登録してみる」最初は、本当に簡単なことから一歩ずつ前に進み、辛い現実を変えていきましょう。
そうすれば、パチンコや借金で振り回される人生から脱却し、明るい未来へと進むことができます。そして、いつか同じように悩みを抱えている方に出会った時は支えとなってあげてください。